店舗に「遊び心」を加えるデザインもある
沼田「あのトロフィーなんてまさにそれですよね」
安藤「そうですそうです」
沼田「カウンター座ったときに厨房がちらっと見えるんですよ。それをちょっと隠したいなと思って」
安藤「動きが見えちゃうんで、パーテーション作りたいなっていうので。最初ワインボトル置いてみたんですけど」
沼田「よくあるやつね」
安藤「僕がちょっとあれだったんですよそこは」
沼田「ちょっとダサいぞと」
安藤「おいてみたらなんかちょっと違うなと思って、なにかないですかねって。本当、土壇場ですよ。ほぼほぼ店できてて。それで沼田さんそこに座って考え始めて。それで『いいのが思いついた、トロフィー!』って言ったんですよ。僕もう意味がわからなくて。トロフィーってトロフィーですかって」
沼田「それでリサイクルショップ行って」
インタビュアー「売ってたんですか?(笑)」
沼田「はい。それを写メとってこんなんどうですかって送って」
安藤「僕それ見て本当にトロフィーだな!って、本当に金ぴかのトロフィーなんですよ」
沼田「それにスプレーして」
安藤「これが本当にそこに立つんかなって思ったんですけど、もうこの際じゃないですか。もうなんとかするんだろうなと思って、もういいっすよって言って(笑)でできあがったらこういう感じ」
インタビュアー「いい感じですよね、ちょっとレトロな」
沼田「なんかっぽく見えますよね。」
安藤「そうそうそう」
沼田「1本30円には見えないですよね」
インタビュアー「30円なんですかあれ!?」
安藤「って誰も買わないですよね(笑)」
インタビュアー「絶対買わない(笑)」
安藤「あれも本当思いつきだったんでしょうけど」
沼田「思いつきですね(笑)」
安藤「お客さんとのコミュニケーションのきっかけにめちゃくちゃ活躍してるんですよ」
インタビュアー「なんすかこのトロフィーって」
安藤「そうそうそう。みんなやっぱこれなに?みたいな」
インタビュアー「なんかもらったんですか賞を?みたいなそんな感じですよね」
安藤「全部僕がとったやつみたいな感じになってるんですけど」
インタビュアー「それはいいコミュニケーションツールですね」
安藤「最初の案よりいいんじゃないのみたいな」
沼田「たしかに。これをね、許してくれる人とくれない人がいるんですよ」
安藤「僕も紙一重でしたからね(笑)」