OPEN初日の愛情
インタビュアー「店舗が完成した後、沼田さんが食べにくることはありました?」
安藤「売り上げに協力したいってオープン初日に来ましたね」
沼田「オープン初日に宴会に連れてきたんですよ」
安藤「そうそう20名か30名くらいで」
沼田「優しいでしょう。それがね、仇になったの」
インタビュアー「仇になったんですか!?どういう話ですか」
安藤「仇にはなってないですよ!初日がもう」
インタビュアー「あ、お客様が多くて?」
安藤「お客さんもそうなんですけど、初めての店で、僕らもそこそこ経験ある人間でやってるんですけど、本当思い通りにいかんもんだなと感じましたね」
沼田「宴会に連れてきたメンバーにめっちゃ文句言われましたもん(笑)」
安藤「料理を全然出せないんですよ。体制の作り方が間違ってるんですよ、僕のオペレーションの作り方が。本当すごい迷惑かける形になっちゃって」
沼田「でもそっからよう立て直しましたよね」
安藤「愛情の意味でだと思うんですけど、すごい言われたんですよ僕。もうこのままじゃだめだよ、潰れるよって」
インタビュアー「初日ですもんね」
安藤「でも逆に言えば」
インタビュアー「そこで良かったっていう」
安藤「そうですそうです。知り合いの方で半分埋まってたのはこの地域の人に悪印象与えるのは軽減できたっていうのはありますよね」
沼田「外部の人間ですからね(笑)」
安藤「分かってもらえる方なんで。そっから毎日反省会。終わったら朝までずっと3人(従業員たちと)でミーティングしながら。一日一日店が変わっていく感じですね。冷蔵庫の中身から全部配置も変えてとか。ようやく一週間くらいでなんとか普通に営業できる形にもっていけた」
インタビュアー「一週間!?」
安藤「ぐらいですね。完全に今に繋がる形にできたのは。最初に想定してたことが全然違ったなと思って。人の配置する場所とか、動線にあった冷蔵庫の配置とか」
インタビュアー「業務の流れに合わせた形にレイアウトしなおしていくっていうところですね」
沼田「そういうのができるのがすごいですよねやっぱりね」
安藤「まあそうですね」
インタビュアー「一週間で立て直すのはすごいですね」
沼田「そういうのできない人はいますからね」
インタビュアー「何か月たっても変わらない、なんとか今のままでやりくりしようって思っちゃうかも」
安藤「っていうか気づけないっていうとこがあるかもしれないですね。やっぱうちはその辺は弟ともう一人、最初にやっていくぞってことで3人いたのはでかいですね。やっぱ結構一人で独立されるかたって多いじゃないですか。それだとなかなか最速で立て直しはできなかったかもしれないですね。オープン一週間濃かったですね」