風水×店舗づくり
苅谷「で、まあ結果的に沼田さんもいいよってことになったんで、改めてそっから再スタートっていうことになりましたね」
沼田「そうですね最初はだいぶ苦労しちゃいましたね」
苅谷「結局金融公庫の融資がでなかったんで、あっその前にこれがあるわ、書いた図面が僕の嫁さんベトナム人なんですよ。風水をすごく大事にしてるんですね」
一同笑い
インタビュアー「なるほど(笑)」
苅谷「本来はキッチンはこっち側だったんですよ。」
沼田「カウンターの向きが逆」
苅谷「そうそうそう」
沼田「今でも流れ的には絶対逆の方がいいです(笑)道の流れ的には。でも、とは思ったんですけど、ただこの店だったらそれでもうまくいくと思ったんで、そこは譲りました。普通だったら譲らないと思いますけど」
インタビュアー「それはあれですか?通行人の進行方向?」
沼田「方向的にはやっぱり逆からの方が見栄えのほうがいいと思うんですよね。大家さんも中に入ったりっていうこともあるんですよ。そのことを考えると向こうに通路作っておいたほうがいいんじゃないかっていうのもあって」
インタビュアー「とはいえ奥様の」
沼田「奥さん絶対ですから」
苅谷「キッチンの中でも風水の影響で火の対面に水はだめだって言うもんだから、吉岡さんもすごい頭抱え込んで(笑)それで設計してくれたわけです。で、しかも入り口はこっち半分は閉めた状態にしてこっち半分から入れるようにしてっていうのもあって」
沼田「ありましたありました」
苅谷「次から次へと嫁さんが」
インタビュアー「そのときって完成するまでに図面って何枚ぐらいだしたんですか?」
沼田「えっ何枚?まあでもそういう変更は当然なんで、枚数はそんなあれですけど。ただ、それもあって新しく扉ができたりとかですよね。いろいろ調整したりとかして。そうですね、2回目のヤマは風水ですよね(笑)」
苅谷「それでそうこうしながら工事も始まっていって、やっぱりお金を借りられないっていうのがすごく痛くて。だからなんとか予算を削りたいっていうのがあったんだよね。最初はもう『トイレなしでいいです』って(笑)」
沼田「そうそうそうそんな話もあった(笑)」
インタビュアー「まあでもトイレはあったほうがいいと」
苅谷「そうですね、いろいろありましたね(笑)」